こんにちは!ユウナです。
みなさんは、仮想通貨(以下、暗号資産で統一します)を持ったことはありますか?
暗号資産は、主に暗号資産取引所から購入することで持つことができます。
暗号資産取引所は日本ではZaifやBitFlyer、コインチェックなど様々ありますが、政界各国にも多数存在しています。
今回は海外に拠点を置く暗号資産取引所である「Bittrex」からの退会方法を紹介していきます。
本稿では、パソコン用画面を使って退会手順を解説していきますが、スマホ用画面でも基本的には画面構成は同じなので、適宜、ご自身の画面と見比べながら、読み進めていってください。
Bittrexとは?
公式サイト 👉 https://global.bittrex.com/

Bittrexとは、アメリカで2014年に創業された暗号資産取引所です。
海外の暗号資産取引所はBitfinexやPoloniexなど様々ありますが、このBittrexの最大の特徴といえば、何と言っても、非常に豊富な取扱通貨数ではないでしょうか。
すでにICOが終了してしまったトークンや、運営元がはっきりしていないようないわゆる「草コイン」と呼ばれるコインも積極的に上場しています。
ざっと列挙しただけでも198種類もありました。
- 1ST(FirstBlood)
- 2GIVE(2GIVE)
- ABY(ArtByte)
- ADA(Cardano)
- ADT(adToken)
- ADX(AdEx)
- AEON(Aeon)
- AGRS(IDNI Agoras)
- AMP(AMP)
- ANT(Aragon)
- APX(Apx)
- ARDR(Ardor)
- ARK(Ark)
- AUR(AuroraCoin)
- BAT(Basic Attention Token)
- BAY(BitBay)
- BCH(Bitcoin Cash)
- BCY(BitCrystals)
- BITB(BitBean)
- BLITZ(Blitzcash)
- BLK(BlackCoin)
- BLOCK(BlockNet)
- BNT(Bancor)
- BRK(Breakout)
- BRX(Breakout Stake)
- BSD(BitSend)
- BTA(Bata)
- BTC(Bitcoin)
- BTCD(BitcoinDark)
- BTS(BitShares)
- BURST(BURSTCoin)
- BYC(Bytecent)
- CANN(CannabisCoin)
- CFI(Cofound.it)
- CLAM(CLAMs)
- CLOAK(CloakCoin)
- CLUB(ClubCoin)
- COVAL(Circuits of Value)
- CPC(CapriCoin)
- CRB(CreditBit)
- CRW(Crown)
- CURE(CureCoin)
- CVC(Civic)
- DAR(Darcrus)
- DASH(Dash)
- DCR(Decred)
- DCT(DECENT)
- DGB(Digibyte)
- DGD(DigixDAO)
- DMD(Diamond)
- DOGE(Dogecoin)
- DOPE(DopeCoin)
- DRACO(DT Token)
- DTB(Databits)
- DYN(Dynamic)
- EBST(eBoost)
- EDG(Edgeless)
- EFL(ElectronicGulden)
- EGC(EverGreenCoin)
- EMC(EmerCoin)
- EMC2(Einsteinium)
- ENRG(EnergyCoin)
- ERC(EuropeCoin)
- ETC(Ethereum Classic)
- ETH(Ethereum)
- EXCL(ExclusiveCoin)
- EXP(Expanse)
- FAIR(FairCoin)
- FCT(Factom)
- FLDC(FoldingCoin)
- FLO(Florin)
- FTC(Feathercoin)
- FUN(FunFair)
- GAM(Gambit)
- GAME(GameCredits)
- GBG(GBG)
- GBYTE(Byteball)
- GCR(GlobalCurrencyReserve)
- GEO(GeoCoin)
- GLD(GoldCoin)
- GNO(Gnosis)
- GNT(Golem)
- GOLOS(Golos)
- GRC(GridCoin)
- GRS(Groestlcoin)
- GUP(Guppy)
- HMQ(Humaniq)
- INCNT(Incent)
- INFX(InfluxCoin)
- IOC(I/OCoin)
- ION(Ion)
- IOP(Internet Of People)
- KMD(Komodo)
- KORE(KoreCoin)
- LBC(LBRY Credits)
- LGD(Legends)
- LMC(Lomocoin)
- LSK(Lisk)
- LTC(Litecoin)
- LUN(Lunyr)
- MAID(MaidSafe)
- MCO(Monaco)
- MEME(Memetic)
- MLN(Melon)
- MONA(MonaCoin)
- MTL(Metal)
- MUE(MonetaryUnit)
- MUSIC(Musicoin)
- MYST(Mysterium)
- NAV(NAVCoin)
- NBT(Nubits)
- NEO(Neo)
- NEOS(NeosCoin)
- NLG(Gulden)
- NMR(Numeraire)
- NXC(Nexium)
- NXS(Nexus)
- NXT(NXT)
- OK(OkCash)
- OMG(OmiseGO)
- OMNI(OMNI)
- PART(Particl)
- PAY(TenX Pay Token)
- PDC(Project Decorum)
- PINK(PinkCoin)
- PIVX(Pivx)
- PKB(ParkByte)
- POT(PotCoin)
- PPC(Peercoin)
- PTC(PesetaCoin)
- PTOY(Patientory)
- QRL(Quantum Resistant Ledger)
- QTUM(Qtum)
- QWARK(Qwark)
- RADS(Radium)
- RBY(RubyCoin)
- RDD(ReddCoin)
- REP(Augur)
- RISE(Rise)
- RLC(iEx.ec)
- SAFEX(SafeExchangeCoin)
- SBD(SteemDollars)
- SC(Siacoin)
- SEQ(Sequence)
- SHIFT(Shift)
- SIB(Siberian Chervonets)
- SLR(SolarCoin)
- SLS(SaluS)
- SNGLS(SingularDTV)
- SNRG(Synergy)
- SNT(Status Network Token)
- SPHR(Sphere)
- SPR(SpreadCoin)
- START(StartCoin)
- STEEM(STEEM)
- STORJ(Storj)
- STRAT(Stratis)
- SWIFT(Bitswift)
- SWT(Swarm City Token)
- SYNX(Syndicate)
- SYS(SysCoin)
- THC(HempCoin)
- TIME(Chronobank Time)
- TKN(TokenCard)
- TKS(Tokes)
- TRIG(TRIG Token)
- TRST(Trustcoin)
- TRUST(TrustPlus)
- TX(TransferCoin)
- UBQ(Ubiq)
- UNB(UnbreakableCoin)
- UNO(Unobtanium)
- VIA(ViaCoin)
- VOX(Voxels)
- VRC(VeriCoin)
- VRM(Verium)
- VTC(Vertcoin)
- VTR(vTorrent)
- WAVES(Waves)
- WINGS(Wings DAO)
- XAUR(Xaurum)
- XCP(Counterparty)
- XDN(DigitalNote)
- XEL(Elastic)
- XEM(NewEconomyMovement)
- XLM(Lumen)
- XMG(Magi)
- XMR(Monero)
- XMY(Myriad)
- XRP(Ripple)
- XST(StealthCoin)
- XVC(Vcash)
- XVG(Verge)
- XWC(WhiteCoin)
- XZC(ZCoin)
- ZCL(Zclassic)
- ZEC(Zcash)
- ZEN(Zencash)
日本の主要暗号資産取引所に上場しているのは各社ともわずか20種類前後やそこらなので、段違いの取扱数を誇っています。
また、Bittrexは最近セキュリティのアップデートを行いまして、サイト自体のセキュリティ強度もかなり、増強しています。(サイトのアドレスも、昔はbittrex.comだったのが今ではglobal.bittrex.comに変わっていますね)
暗号資産が過熱していた2017年のころと比べ、本人確認が必要になったり、Bittrexに預けている資産を引出すには2段階認証が必須だったり、少しでも違う挙動(例えば、いつもと違う環境でログインしたなど)があれば、即座にアカウントの一時ロックが掛かるようになりました。
以前は全般的に、海外の暗号通貨取引所は情報漏洩に巻き込まれやすいとされてきましたが、昨今のセキュリティ意識向上に伴い、かなり安全に取引ができるようになっているのは、ありがたいことですね。
ちなみに、私も2017年に登録し、その頃使っていた経験があります。ですが2018年に起きた大暴落の際「いつか値上がりするだろう」と思ってずっとBittrex口座に資産を預けていたままとなっていたことがあだとなり、最近久しぶりにログインしてみると、アカウントが無効化されていました。

「Account Disabled/アカウントが無効化されました」と書かれていますね。さらに、無効化された状態では、出金・入金・トレードも一切不可能とのことです。
私はかつて2017年10月に、当時上場初期だったADAコインを1ADA=3円で買い、合計2.4万ADAコインをBittrexに保有したままにしていました。現在の価格で1ADA=60円なので、単純計算144万円分の資産がBittrexに残ったまま、アカウントが無効化されていました。
Cardano ADAのチャート→https://coinmarketcap.com/ja/currencies/cardano/
2022年の物価高で1円でもお金が欲しい時期に、144万弱の資産が引き出せないかつBitcoinにも換金できないだなんて、痛すぎますね。。。
このためにパスポートも1万円弱だしてわざわざ取得し、なんとかBittrex側に本人確認を証明してもらおうと努力していましたが、結果、通らず。。。
なので、144万円弱の資産をBittrex側に残したまま、退会することにしました。
みなさんも、アカウントの管理には気をつけてください。ハッキングの危険性だけではなく、取引所が実施したセキュリティ改良に伴い、ログインできるのにもかかわらず、資産が引き出せなくなる。という事態も全然あります。なので、暗号資産はなるべく手持ちのWalletに異動しておくことを、切にオススメします!
余談ですが、「Bittrex」の日本語読みには2種類あり、【ビットトレックス】という人もいれば、【ビットレックス】という人もいます。
「tt」をどのように発音するか次第なのですが、日本語ではリダクションは起きないので、アルファベットを1文字1文字発音する「ビットトレックス」が日本語寄り発音になるのかなと思っています。
英語だとリダクションやリンキングが発生するので、どちらかというと「ビットレックス」は英語寄りの発音になるのかなと思っています。
まぁ日本内で言うときには、好みの問題になり、どちらも正解だとは思いますが😅
ひとまず本稿では「Bittrex」で表現を統一していきます。
退会手順
1.問い合わせページに行く
まず、下記にアクセスしましょう。Bittrex公式のヘルプページになります。
https://bittrexglobal.zendesk.com/hc/en-us/requests/new
そうすると下記のような画面になりますので「Please select from the list below: 」を押しましょう。

そうするとプルダウンメニューが1つだけ出てきます。「Please Click Here to Create a Ticket」を選択しましょう。
2.問合せフォームに必要事項を入力する
「Please Click Here to Create a Ticket」を選択すると、下記のように入力項目が出現します。

Bittrexから退会する場合は、以下のように書きましょう
- ①・・・「Please Click Here to Create a Ticket」と入力
- ②・・・Bittrexに登録しているメールアドレスを入力
- ③・・・画面右下に「Chat」というアイコンがあります。このチャットを使って問合せてみませんか?と聞かれているので、「No」を選択しましょう。
※今回の退会に際して、Chatを使って問合せてみましたが、最終的にはこの問合せフォームを勧められるだけでした。退会問合せの場合はChatを使ってもあまり意味がないので「No」を選択していいです。 - ④・・・Bittrexへのアクセスはどの媒体を使っているかを聞かれています。私の場合はパソコンからやっているので、「Web Browser(Webブラウザ)」を選択しました。
- ⑤・・・何について問合せているかを聞かれています。退会=アカウント管理なので「Setting Up or Managing an Account」を選択しました。
- ⑥・・・詳細の問い合わせ内容を聞かれているので「I need to make changes to my account(アカウントの情報を変更する)」を選びました。
Bittrexは問合せフォームの入力項目が多いです。あと少し続きますが、頑張っていきましょう!

- Subject・・・問合せの件名を聞かれています。退会したいので「I want to close my account(アカウントを閉じたい)」と書きましょう。
- Description・・・詳細情報を聞かれています。私は「Helllo, I want to close my Bittrex account.(email: xxxxx@gmail.com) Could you close my account? Thank you.(こんにちは。私のBittrexアカウントを閉じたいと思っていますが、よろしいですか?お願いします。)」と書きましょう。
最後まで記入出来たら「Submit(送信)」ボタンを押しましょう。


「Your request was successflly submitted」というメッセージが表示されれば、正常にメッセージが送られたことになります。あとは運営側からの連絡を待ちましょう。
3.返答メールに書かれたURLのチケットにアクセスする
メールを送った3時間後くらいに下記のようにメールが届いていました。

内容としては、
- 誤削除防止のため、アカウント削除を受け付けてから、48時間後に削除されます。その間、削除を取り消したい場合は言ってください
- 進捗状況はチケットに書いてありますので、ご確認ください
というものです。
ここで注意したいのが、チケットのURLです。
ドメイン部が「bittrexglobal.zendesk.com」となっているものと「bittrex.zendesk.com」の2種類がメールに書かれています。
この内、前者の「bittrexglobal.zendesk.com」となっている方が、正しいURLでした。
→私は最初後者のURLにアクセスしていたのですが、なぜかログインできず。。。最終的に「bittrexglobal」のURLにアクセスしたところ、無事にチケットを確認することができました。
もし、あなたの環境でアクセスできないなどがあれば、アクセスしているURLがあっているかどうかを確認してみましょう。
チケットの中を見ると、このようになっています。

問い合わせた件名である「I want to close my account」が生成されているので、その件名のリンクを押しましょう。
4.アカウント削除してOKという旨を返信する
下記図のように、チケット画面から「アカウント削除(退会)することの注意事項を理解したので、削除してください」という内容の旨を返信しましょう。

Thank you for getting back to me.
Yes, I understand the precautions, therefore go ahead and close please.
Thank you.
【訳】
ご返信ありがとうございます。はい、注意事項を理解していますので、どうぞ削除してください。よろしくお願いいたします。
という内容で私は返信しました。
さて、このメールを送ったのが7月13日です。その2日後(48時間後)である15日にこのようなメールが届いていました。

こんにちは、ご理解のほどよろしくお願いいたします。このアカウントは閉鎖されました。あなたの便宜のために、私たちはあなたの完全な注文、入金、および引き出しの履歴をこのチケットに添付しました。すてきな一日を。
ちゃんとアカウント削除をしてくれたようで何よりです。
そして併せて、過去の取引履歴を記載したCSVファイルも送ってきてくれていました。
何だか親切ですね。これがあれば、確定申告もしっかりできそうです。
まぁ今回の私の場合は、見込み上は144万円の残高がありましたが、引き出せず事実上の資金喪失になったことによって、そもそも利益がないどころかマイナスなので、確定申告しても意味ないですが😅
本当に退会できているか念のため確認したところ、ちゃんと退会されているようでした。めでたしめでたし。

結び
Bittrexから退会する方法は、以下の4ステップで行えることが分かりました。
私は個人的に、昔のBittrexのロゴ(恐竜をデフォルメしたロゴでした)がお気に入りで、よくBittrexで暗号資産を買っていましたが、結局その集大成が雑所得の徴税(仮想通貨の狂騒から3年…331人の「億り人」に突き付けられた巨額の税金とは)で苦しむのではなく、単に引き出せずに公開する。というなんともお粗末な結果で幕を閉じました。
無事に退会できただけでも良しとしたいですが、やっぱり144万円相当の暗号資産を失うことになるというのは、精神的にも堪える部分がありますね。。。
皆さんもぜひ、暗号資産と個人情報の管理にはお気をつけください。