こんにちは!ユウナです。
Yobitというサイトをご存知でしょうか?
ロシアを拠点にしている、暗号通貨(*1)取引所です。私も何回か利用した経験がありますが、ビットコインやイーサリアムといったメジャーなコインから、もう市場から忘れられたような本当にマイナーな草コインなども取り扱っています。
本稿では、このYobitサイトの退会方法について紹介していきます。
*1:暗号通貨
一昔前までは「仮想通貨」と言われていましたが、2018年に日本政府が「暗号通貨/暗号資産」という名称に正式に統一しました。そのため、当ブログでは俗称の仮想通貨ではなく、正式名称の暗号通貨で話していきます。
まぁ英語でも「Crypt=暗号・Currency=通貨」なので、仮想通貨より暗号通貨の方が普通に考えて正しいですね。
Yobitとは?
ロシアを拠点にしているといわれる暗号通貨取引所です。
公式サイト⇒https://yobit.net/en/market/
”言われている”レベルであって、実際の運営会社は分かっていません。
ドメインを調べてみた結果です。
登録者名:個人の保護
https://rakko.tools/tools/4/?q=yobit.net
登録者ストリート:私書箱87、REG.RU保護サービス
登録都市:モスクワ
登録者の州/県:
登録者の郵便番号:123007
登録国:RU
登録者の電子メール:YOBIT.NET@regprivate.ru
登録国はロシアとなっていますが、具体的な住所は私書箱となっていますね。
一応、登録業者の電話番号もありましたが、本当に繋がるかは疑問が残ります。
通常、ちゃんとした運営母体があるサイトでは、ページの下部(フッター)にクレジットが表示されているものです。
一例としてzaifを見るとこんな感じのものです。
こういったクレジット表記が、Yobitにはありませんでした。
そのため、利用する際は細心の注意を払い、個々の判断と責任の元、使うようにしてください。今までいろんなサイトに登録をしてきた私としては、日本とアメリカ以外の国が運営元となっている場合、突然サイトが閉鎖したり、登録した個人情報が横流しされたりと、ほぼ信用できないイメージがあります。
退会手順
それでは、Yobitの退会手順を見ていきましょう。
・・・。
・・・。
・・・。
といいたいところでしたが、残念ながら、Yobitには退会できる画面や処理がありません。
運営側に問い合わせてみましたが、何も返答ありませんでした。(※ロシアとウクライナの戦争が開始される半年前に問合せしましたが、その半年間1度もレスポンスがなかったです…)
厳密にいえば、「退会することはできないが、口座(アカウント)を凍結することで、実質的に退会と同等の動きをさせることができる」です。
そのため、本稿では口座凍結の手順を紹介していきます。
口座凍結の手順
1.ログインし、設定画面を開く
設定画面に直接遷移できます⇒https://yobit.net/en/settings/
ログインし、右上にある「👤 アカウント名」をクリック > 「Settings」を選択します。
2.Freeze withdrawals from my account (I suspect hacking)ボタンを押す
設定画面の下部までスクロールします。
そうすると「Freeze withdrawals from my account (I suspect hacking) /訳:アカウントからの引き出しを凍結する(ハッキングの疑いがある)」と書かれたボタンが出てきますので、それを押します。
3.最後に「Block my account with all money!」ボタンを押す
訳
注意!
自分のアカウントを凍結してもよろしいですか?
ロック解除は、サポートへのチケットとすべてのセキュリティチェックを通過した後にのみ可能になります!
あなたのお金はすべて凍結されます!
このようなポップアップウインドウが出てくるので、「Block my account with all money! /訳:すべてのお金とともに私のアカウントをブロックします」ボタンを押します。
これで、口座凍結手順は以上です。お疲れ様でした。
1度ブロックされた口座の中に例え預金があったとしても取り出せなくなります。運営側にサポート連絡(有料)してその後通達される本人確認書類提出などを行ったのち、ブロック解除となります。
ただ、ロシアウクライナ戦争が始まる前の段階ですら問合せに対して音沙汰がなかった取引所であり、運営母体も曖昧のため、最悪、サポート料金だけ抜き取られて返答なしなんてことも発展しかねません。
口座凍結はそれこそ退会と同義になるので、Yobit内にビットコインやドルなどがある場合は、できるだけ出金しておくことをオススメします。
また、あくまでも”口座凍結”だけであるため、アカウント自体はまだ残っています。ログインもできますし、過去の取引内容を確認することもできます。
そのため、メールマガジンは普通に届きます。メルマガ配信が不要な場合は、「設定画面」>「メール設定」欄から全てチェックを外しておくといいでしょう。
結び
Yobitには正式な退会フローは存在せず、口座凍結という手段を用いて間接的な退会をするしかないことが分かりました。
運営会社も曖昧であり、会員登録もメールアドレスとパスワード入力さえすればすぐに入会できるサイトのため、「行きはよいよい、帰りは恐い」を文字通り表した暗号通貨取引所だなと思いました。
日本の取引所で取り扱っている銘柄が少ないからといって、安易に海外取引所に手を出すと、後々痛い目を見る可能性が高まります。
海外サイトを使うときは、くれぐれも細心の注意を払ってうまーく付き合っていってください。
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